病気とつきあう時に(樋口恵子さん)

私がまだ30才くらいの頃から、樋口さんはもう有名人だった。

理性が勝ちすぎている感じで、あまり好きではなかったが。

84才の現在も、引く手あまたでご活躍の様子を見ると。

好き嫌いではなく、尊敬してしまう。

誰にでも出来ることじゃないからね。

 

今日の新聞での記事のこと。

たくさんの病気を経て、今でも病気とうまくつきあっていると

書かれていた。

大病をした時、ご主人が他界されていて、同居するひとり娘さんも

忙しい医者で、まったく当てにできず。

たくさんの女友だちに助けてもらったという。

 

ひとりの親友より、たくさんの女友だちグループです。

 

そう主張されていた。

 

それでも、不調が現れたとき、すぐさま車で救急外来に連れて

いってくれた同居する娘さん、いたからこそじゃないかと

考える。

大動脈瘤破裂寸前の大病で、命拾いしたのが幸いと言える一刻を

争う病気だからだ。

 

娘より、友達グループと言いきることができるのは。

同居する娘さんがいたからこそじゃないのか。

人間、あるものは もうあたり前になるんだというのが感想だ。

 

それを前提として 女友達グループが一番というのは、

女友だちグループなんて誰でも持てないことを考えると。

あまり現実的じゃないなと思う。

私のように働いている女性に、友達をつくる余裕もない。

 

自分が持っているものは一体何か。

いざという時のものを、どうやって増やすか。

そしてどう生かすか。

 

それぞれが見つめ、状況に応じて自在に変化していく

ことが大事ではないかと思った。

「人生100年の時代を迎えて」という記事だった。

続きはまた明日。