今日は一日、雨でした。
農家の方などにはぜったい必要な雨。
でも出かける私には、ちょっと鬱陶しい雨です。
街にいた頃は、雨の日もそれほど鬱陶しくはなかったように思いま
す。街はうるおいが少なく、コンクリートも乾いた感じです。乾い
たものが潤っていく様子はまたいいものです。またカフェに入った
りして屋内から雨を眺めるのもなかなか情緒がありました。
田舎に来てから、雨の日は本当にわびしく淋しく感じたのを覚えて
います。田んぼ道に降る雨、また特に屋根に雨のあたる音が、わび
しく感じたものです。
そんな私も、田舎に来て18年にもなると、あのころのわびしさ淋
しさはもうありません。
うつ病の方に聞くと一様に「雨の日は落ち着く」とおっしゃいま
す。自分の憂鬱な気持ちと雨の様子がぴったりくるのだそうです。
反対に晴れた日は、まぶしく感じて落ち着かないそうです。
それからというもの、うつ病の方が「雨なので うつ がひどい」
とおっしゃると「ああ、この方はもう うつ ではないな」と判断
して「それは健康な証拠。うつ病は治っているよ」と話します。
病気ではない方で「雨が好き」とおっしゃる方は、どちらかとい
うと、しっとりした感情の持ち主なのではないかと思います。
雨の夜に、温かい飲み物など用意して、音楽を聴いたり、本を
読んだりするのもいいものだと思います。
でも私はふだんの運動不足解消に今日はプールの日。
情緒も何も、あったものではありません。