雨ですね。うつ病の見分け方と「雨」について

 

雨です。最近、天気がぐずついています。そして今日は本格的な雨です。

大きなコンクリートの建物の中にいると、雨は気になりません。でも中程度のコンクリートですと、外の景色も見えますので、ややうっとうしいです。そして一軒家にいますと、かなりうっとうしくなります。

私は大阪から山梨に移住しましたので、最初のころ、雨には本当に困りました。わびしくてさびしくてうっとうしくて本当に困りました。田舎の雨ってなんてうっとうしいのだろうと思いました。

都会にいますと、マンションであったり大きな建物の中だったりしますので、雨も見えませんし、だからってすごく侘しいとはなかったです。田舎の田んぼの中の一軒家は屋根に雨の音が跳ね返る音、外を見てもシトシトと降る雨が見えます。本当に困りました。今ではだいぶ慣れました。

さて、本題です。

雨模様や雨でうっとうしいのは健康の証です。お陽さまが当たっている状態では気分が明るくなり、雨になるとうっとうしいのは健康な証拠です、当たり前です。

ところが、「うつ」の方は逆なんです。雨の日は落ち着くとおっしゃいます。太陽の光がさんさんと降り注ぐと落ち着かないと言います、ご自分の気持ちと乖離するのでしょう。

心の病で通院中の方が「今日は雨なので、気分が滅入って」とおっしゃると、「うつ」ではないなと思います。口に出さない時もありますが。そうやって説明してあげることもあります。口に出す、出さないはその方の病気の内容や性格によりますよ。

「なあんだ、そうですか」と納得されることもあります。

うつ病の方が「雨なので落ち着きます」とおっしゃると共感してあげます。喜ばれます。

なかなかそこのところをわかってあげれる人も医師もいないと思います。

そんな雨の一日でした。

うつ病 病院に行くポイントとは

 

「うつ」になった時の、病院に行ったほうがいいよ、っていうポイントって知りたくありませんか。その時の病院の選び方についてもお伝えします。

一口で「うつ」と言っても「うつ状態」と「うつ病」は違います。病気が違うのではなくて、レベルの違う表現なんです。つまり「うつ状態」とは状態像です。「うつ病」とは疾患名です。疾患名ではありますが、症候群つまりいくつの症状が揃ったら、その病名だよ、という感じです。

身体の病気の場合、症状が揃わなくても癌は癌ですよね。でも精神科では統合失調症は「疾患名」かもしれませんが「うつ病」は症候群です。揃わないとつけない病名です。どうですか? むづかしいでしょう? 

精神科医には、ホント、大学を卒業した翌日からなれる職業ですが、診断や治療は超むづかしいんですよ。

さて、話が飛びました。落ち込んだり、憂鬱になったり、何もしたくなくなったり、という症状は「抑うつ状態」って誰でもなることはありますね。でも原因もわかったりして、まさかその段階で病院には行きませんよね。そこに「睡眠障害」「食欲の低下」が加わったら、ぜったい病院に行ったほうがいいです。なぜなら、「憂うつ」とか「何もやる気がしない」って自己申告です。その人がそう思えば、それが症状になります。ですが「まったくねむれない」「まったく寝つけない」「体重が一ケ月で〇キロも落ちた」っていうのは、意思でどうにもならない身体症状です。そこがポイントなんです。

それに加えて他覚症状(まわりから見えること)として「最近、元気がない」「声が小さいし、会話がグンと減った」「顔の表情の動く、メチャ乏しいよね」「なんかぼーっとしている時もある」という風に、自分では気づかなくても、まわりで気づく症状もあります。

なので、自覚的には、憂鬱気分ややる気のなさに加えて、睡眠がとれないが一ケ月以上続く、食欲がなく一ケ月で〇キロ減った」が目安。家族や会社の人などまわりが気づく症状としては「会話が減り、表情が動かなくなり、見るからに元気、生気がない」という風に見えます。そこが病院に行くポイントです。

うつ病は精神科医でも診断や治療がうんとむづかしい病気のひとつです。「うつ」と言われる人は山のように来ておられますが、気質、性格、環境、病院の原因、治療の仕方などなと多岐にわたるので、できたら熟練した精神科医に診ていただくほうがいいです。

しかし、睡眠障害や食欲低下などの身体症状はないけど、憂鬱気分ややる気のなさが長く続くんだよね、という場合には、薬物療法ではない治療の方が有効である場合が多いです。そんな場合には臨床心理士がいる病院が断然いいです。心理検査をしていただくだけで、全貌がわかりますし、後々カウンセリングしていただくこともできます。

医師しかいない病院ですと、薬の治療にはとても限界がありますし、いずれ5分診療になります。5分診療って、まあどの科も宿命ですが、精神科や皮膚科や整形外科など、検査をあまりしなくてもいい科の宿命なんです。精神科でスト再診料○○円、それから精神療法3600円だったか4000円だったか忘れましたが、時間をかけていたら経営が出来ないからなんです。精神科は手間暇のかかる診療科ですが、いただけるお金はかぎられていますので、どうしても5分診療になってしまいます。

臨床心理士の分も同じで、この部分はサービスというくらい、お金にはなりません。でもサービスを受けられるほうがいいですよね。ぜひ臨床心理士のいる病院をお勧めします。

最近、認定心理士という資格ができました。これは臨床心理士があまりにもハードルが高く、増えないので、埋めるために新しく作られた認定制度です。臨床心理士に比べられないくらいハードルは低いです。ですので、しっかり臨床心理士がいる病院は良い病院です。

でもなかなか受ける順番がまわってこないし、とにかく話を聞いてもらえるだけでいい、という場合も多々あります。そんな場合には認定心理士の方が活躍できると思いますので、否定しているわけではありませんから、ご了解お願いします。

今日の疲れ具合90点

 

今日の疲れ具合はひどかったです。その理由は「環境の変化」です。
変化に対応できていないということだと思います。

昨日はオカリナの演奏会に出ました。それも普段は、はかない膝上5センチのスカートをはき。8センチのヒールのある靴をはきました。そしてテンションをあげて演奏しました。
ほんの10数分なんですがね。

その後、疲れたので早めに帰宅して寝ました。でもその後、また出かけて懇親会に出たのです。それが楽しくて、つい帰宅したら11時を過ぎていました。
ふだん10時半に寝るんです。

今朝は普通に快適に起床したのですが。。。。。。。その後の疲れがひどくて。薄着したものだから冷えたのか、朝から寒くてこむらがえりまでおきるし。思わず朝風呂に入ってしまいました。それでも疲れはとれないので、散歩に出ました。散歩日よりでゆっくり15分ほど気持ちよく歩きました。それでも疲れがとれなくて、夕食つくりも出来ないほどでした。

もともと腰をやられているので、この二ケ月はほとんど歩かないようにしています。身体を使っていないのです。なので、昨日の環境の変化はこたえたのかもしれません。

それにしても、ここまで疲れるかなあというくらいの疲れでした。環境の変化に自分は弱い。かといって、環境を変えなかったら、何もできない。そんな葛藤を感じた一日でした。

環境の変化は少しづつやったほうがいいですね。適応力は必要なので、ぜったいいろんなことはやるべきだと私は考えています。でも突然たくさんの変化があると、ここまで身体がやられてしまうということでした。

病気ではないと思うので、明日は久しぶりに整体に行ってこようと思います。正直、私はからだが頑強ではありません。自律神経も過敏なほうです。すぐ自律神経の不調が出ます。デリケートな身体で困ります。やっかいな身体であるぶん、大きな病気はしないですむのです。

うつにならないために取り入れたい朝習慣

今日は「うつ病にならないために取りいれたい朝習慣」というテーマを取り上げたいと思います。うつは誰でもかかる病気です。できたらなりたくないですね。

でも「うつ」って、知らず知らずになっていく、気づきにくい病気なんです。が、反面、あるたったひとつのことを意識するだけで、心理検査よりも早く、自分で気づくことも出来るんですよ。

 

そのポイントは、朝起きた時の気分をチェックすること。簡単にその日の体調やうつの始まりがわかりますよ。チェックの仕方もカンタンです。

みなさんは今日、どんな気分で目覚めましたか。その気分には3つの段階があります。

一つ目。さわやかな目覚めで気分も良く、やる気もあった。

二つ目。なんとなく起きた。気分がすぐれないということはなかった。

三つ目。又一日が始まるのか、学校か仕事かというちょっと重い気持ちだった。この3つのうち、どれでしたか。

さわやかな目覚めは、健康の証です。

でも三つ目だった方、つまり目覚めが悪く重い気持ちで起きたという方は、こころと身体がやや不調かもしれません。

もちろんそんな気分だったからといって、うつであるという診断はできません。でも、不調であることに気づいてあげ、自分の心や体を守ってあげることが出来ればうつになることが予防できます。

 

うつの病気の始まりは、そんな朝起きた時の気分の重さが続くことです。毎日のように続くことなんです。

 

では、そんな人がいったいどんなことに気をつけたらいいでしょうか。

生活習慣、睡眠、食事、働き方やその内容、家族関係などをひとつづつ見直すことです。

 

40歳代のバリバリ会社員の男性が「朝、起きた時憂うつで仕事に行きたくない気分なんです」といって来院されました。先ずお聞きするのは睡眠、それから食欲と続きます。

ひとつひとつチェックですよ。

その方も、やはりぐっすり眠れた感じがないとおっしゃいました。そしてそれら症状の裏には仕事の量が多すぎて疲れはていた状態があったんです。薬も使いつつ、まずは仕事を減らせませんか?から始まりました。一ケ月後には改善に向かっていたので、半年ほどで薬なしのカウンセリングに移行しました。

 

さて、今日の話をふまえて私が一番お伝えしたいこと、それは。朝の目覚めに注目すること、そしてそれを習慣にする大切さです。歯磨きのように習慣にするということ。

 

あなたは今現在、忙しい現役世代ですよね。そんなことに注目する余裕もないままベッドを離れていることでしょう。でも、その時の気分に少しだけ目を向けてあげてください。

朝は一日の始まり。脳や身体が動き出そうとするその時に、ということに意味があります。

 

うつの予防だけでなく。実はあなたが今より健康に生きるために欠かせない習慣です。あなたの不調に気づいてあげるのは、あなたにしかできません。ぜひ忙しいあなたの明日からの朝習慣に取り入れていただければうれしいです。

これからも、あなたに出来る簡単な心の持ち方や習慣などについて発信していきたいと思います。