小雪が舞った。

夕方。

小雪が舞いました。

寒い寒い冬の始まり。

「タイヤを変えてない。早く変えないと」家人が言いました。

「うん」と答えました。内心、まだ大丈夫と思っています。

「長い冬、いやだな。暖かいところに行きたいよ」と家人が言いました。

「わたし別にいやじゃない」と私。

「〇〇さんたち、また 暖かい国に行くのかな」と家人が言いました。

「行くんじゃないか。早いね、一年」と私。

別荘地なので、夏も来ないけど、冬はもっと誰も来ない。

「もったいないよね、別荘って。」と私。

「そんなこと言うもんじゃない」と家人がたしなめます。

夏でも誰とも出会うことがない当地。冬になると、もっと誰もいない。

地球全部、自分ち、みたいに誰とも出会わない日もある。

本当は人ぎらい、なのかなあ。きっとそうだ。

さびしくないなんて。