インターネット コミュニケーション

最近あまりにも仕事が忙しく、ある文章を人にたのもうと思いました。そして クラウドワークスというサイトに登録しました。ライターを募集したのです。

たくさんの応募をいただき、世の中にはこんなに在宅ワークをしている人たちがいるのだと驚きました。そして順調にいくかに見えましたが・・・・・・・実は、トンデモナイ思い違いがあったのです。

実は相手の方とメールでコミュニケーションをとることのむづかしさを実感した次第なんです。

実は相手の方とメールでコミュニケーションをとることのむづかしさやわずらわしさは、対面で仕事を依頼した時と何ら変わらない、いや、わずらわしくないだろうと楽観したぶん、気分的に重いものとなり、また時間も何倍もかかり、その結果さえ、満足できるものではないこともあったのです。

ライターとしての腕とは別ですよ。コミュニケーションの話です。

忙しいために時間節約したくて依頼したことで、依頼しないで自分が書くより3倍くらい忙しいことになってしまいました。

たとえば、職場の心理士さんと廊下で出会う。ちょうど良かったと言って、たったの5分間の立ち話で、いろんな情報がいっきにはいり、表情から相手の気持ちもわかり、コミュニケーションもとれる。

それをメールのやりとりでおこなうとどうなるか。

書く時間。相手の返事が来るまで気になる。それからまた返信して書く時間。相手の返事を待つ時間。

なんて時間がかかるんでしょう。効率超悪いです。

メリットと言えば「化粧してなくてもいい」「パジャマ姿でもいい」「出かけなくていい」この3つなんです、笑えてきます。それくらい時間がかかるんです。

ただ、いろんな方と瞬時に知り合える点に関してはインターネットは群を抜いています。安倍首相さんや安倍昭恵さんと瞬時につながれる時代ですからね(私はつながろうとは思っていませんよww)

そういう点ではすごいことですよね。メール一本だすことで、ぜったいつながれない人と瞬時にお話しのできた体験も数知れません。

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私はインターネットで人と交流することにすごい年季が入っています。パソコン通信の時代にすでに全国の囲碁仲間とメッセージやメールを交換していましたから、実に30年になります。

最初のころ、たくさんの失敗をしました。相手の方がものすごく怒ってこられて、しかし思いあたることがなく、心痛はげしいことになりました。相手のメール、私のメール、穴のあくほど見つめた結果。

「ほんとにバカみたい」という一言が原因でした。

それは、囲碁の対局で失敗をした自分を嘆き、「バカみたい」と言ったつもりだったのですが、相手の方は自分のことを言われたと誤解されたのです。

また、インターネットの掲示板で「相談コーナー」を設けていた時にも、私の一言を相手が誤解され、すごくひどい反応が返ってきたことがあり、ショックのあまり、掲示板をその日のうちに閉鎖したことがありました。

お問い合わせフォームで相談に乗っていた時にも、ささいなことで相手が反応し、これも即、閉じました。慈善事業でやっていることで苦しむなんて論外です。

インターネットで仕事をしていた時。今度はスタッフ間のメールによるコミュニケーションがうまくいかず、やっぱり私自身がノイローゼのようになったこともあります。会えば5分ですむことが何時間もかかり、それでもうまくわかりあえないんです。

そんなこんなで、パソコンをまったく開かない時期も何回かありました。

そんなこんなの失敗を数えきれないくらい経験したあげく、長年、インターネットでのキャリアを積み重ねてきました。

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ただ、そのキャリアが生かされたこともあります。

インターネット結婚相談所というサイトで、結婚相手を見つけた時です。相手の方(今の夫です)の、簡単なプロフィールや、たった一通のメールで「この人!」と決める直観が働いて決め、それは的外れな結果にはなりませんでした。何回デイトを重ねても見えないことが、一通のメールで見えます。ことほど左様に「書く」ということは、その人の頭の中、心の中、そのもののようです。

心理検査などもそうですよ。

話していて、普通に見える方でも、書いていただくとめちゃめちゃ混乱していることがあります。書くことではごまかしがきかないんです。

書くことはごまかしがきかない。

 

これはほとんどの人が知りませんが、心理士や精神科医はよく知っていることです。

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ですからメールによるコミュニケーションほど、相手の頭の中が如実にわかるものはない。

反面、双方向のコミュニケーションをとろうとした場合には、こんなに時間がかかったり、誤解の生じるものもない。というところでしょうか。

△まとめ△

 書くことは相手の頭の中を見るようなものである。

 書く(メール)だけのコミュニケーションほどむづかしいものはない。

やっぱり、対面、メール、電話、スカイプ。いろんな方法を混ぜるといいですね。

ラインだけでやると、子供たちが傷つくというのもわかる気がします。

それらを了解しつつ、これからもインターネットと上手につきあっていきたいと思います。

インターネットなどせず、この高原を走りまわっていれてば一番、精神衛生上いいことだと思います。

しかし、それだけでは頭が萎えてしまいます。

インターネットとどんな形でつきあっていったらいいでしょうか。アウトプットとインプットをバランスよく組み合わせたいです。

今後につづく私の課題です。