今日いらした患者さま。ジュエリー職人さんなのですが、インターネットが好きだとおっしゃるので。
「私も好きよ。ブログもあるのよ」と言いましたら、なんと私のブログの読者さんでもあるというのでびっくりしました。
あまり人に教えていないからです。
「ねえ、ブログってどういう意味があって読んでます?」と聞いてみました。
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そうですねえ・・・自分は職人なので世間の狭い面があります。
他の方の世界を見ることでいろんな視点から物事を見るヒントになります。
それに、人の暮らしを覗き見る、というと聞こえは悪いですが、しかし人の暮らしなど、普通はぜったい見れるものではありません。
しかしブログを通じて、他の方の見方や暮らしぶりを見ることで経験していないことでも経験したと似たことが起きるのです。
経験値が増やせるんです。
ブログから元気をもらえることもありますし、とのことでした。
昔からブログを書いていますが、わたしは誰かひとりを頭の中で想定して書くことが多いです。
その誰かとは、私の患者さんだったり、私の友人だったりするのですが「ブログを楽しみにしている」と言ってくださる方、おひとりくらいを頭に入れて「その人が読んでくれているかぎり、やめない」と思うと続けることができます。
ブログを書くことは根気もいりますし、孤独でもあります。また読者が増えることは大変むづかしく、「何のために」と思うこともあります。
ですので、「誰かひとり」を頭に入れて、その人のために書く、と思うと続きやすいです。
そうそう。〇〇中央病院にも、重い病気と戦いながら働いている女性がおられます。その方もいつも「励みにしています」とおっしゃってくださり、こちらこそ励みになるので、ありがとうございますと答えます。
もちろん、一番は自分の楽しみでもあって書いているのですが。
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自分のためにでなく、人のために生きようとするとき、その人は、もはや孤独ではない。(日野原重明)