珍しく二連休で喜んでいたら、朝早くから携帯電話がなって。
病院に呼びだされました。
病院のブログにも書いたのですが、常勤医師というのは、昼も夜も休日も休みも遅刻も早引けもないので、かなりきびしいのです。
医者は体力じゃないから、いくつになっても出来るね、とよく言われますが、いえいえどうして。
体力そのものです。
知的労働者ではなく、肉体労働者です。
知的労働というのは、その人がいなくても、他の事務員さんなどが代わりにやれる、たとえば税理士さんのような職業。
医師は、医師以外の人では代行できず、ぜったい的にその場にいないとだめ。
また、医師も人間ですが、人々は自分の家族が入院していれば24時間、全責任を持ってもらえると思っていますから、気の抜く暇がありません。
まあ、看護師さんを信頼し、そしてパート医師などを頼んではいるのですが、責任は主治医にありますから、熱が出た、意識がない、などの報告があると、いっきに気持ちが重くなってしまいます。
私の年齢で常勤医を続けるためには、知力より体力をつけるしかありません。
このごろやっと重い腰をあげて、運動をしているのは、そのためですし、医師を本気にやろうという方はたいてい、運動も本気でやっていると思います。
今日は、雨の中、夕方になってやっと傘をさして20分ほど散歩しました。
でもやっぱり若い人と対等に議論する時は喜びを感じます。
最近、職場の方がおひとり、畑でころばれてそのまま意識がない状態が続いており、とてもとても心配しています。
何をさしおいても、怪我と病気に気をつけなくては。