今日はちいさな診療所で働きました。
大きな病院にくらべて、とても働きやすく、気に入って働いています。
最後の患者さんが、支払いをすませて帰ろうとされているところを確認して。
夕日のさしこむ居室で、ひとりお茶を飲みました。
ほっとする時間です。
仕事の辛い時期がここ一年以上続いて、なんとかしたいと本を読んだりもしました。
でも、こういう本も立派なことばかり書いてあるので、あまり参考になりません。
でも、最近、仕事のほうもちょっと、いい感じなんです。
精神科医の仕事は、「加減」っていうのがむづかしいのです。
一生懸命やりすぎてもだめ。
手を抜いてもだめ。その「加減」が一番むづかしくて苦しむところです。
帰り道、たんぽぽがもう、わたげになって、夕日にあたってきれいに輝いて
いました。
ピアノのレッスンを始めてから、うまく抜け道ができて、仕事のほうも
うまくいくようになった気がしています。
それと、とにかく10時に寝る(と思っていて11時になりますが)こと。
こういう基本的なことが、一番こころの安定や仕事の活力になるように思います。
大切なことって、たいていは基本的なことなんですね。