せっかくの三連休に、パソコンから離れられず、講演の原稿に執着していたせいで
連休明けの気分がすっきりせず、なんとなく ゆううつ。
休日の過ごし方が悪いと、休み明けの気分がスッキリしない。
こんなに仕事のことなんかに執着しないで、本当はもっと好きなことばかりやっていたら
そのほうがずっと人生は楽しくてラクだろうに・・・・・・・・・
出かけたり、ぱーっと遊べればこんな気分には。。。。。と悶々としていた今日。
新聞で 直木賞作家の井上荒野さんのインタビューを読んだ。
☆ ☆ ☆
井上荒野さんは 故井上光晴さんの長女さん。
お父さんが生前、言っていた言葉にこだわり続けて今があると語っていた。
その言葉とは。
「人は、ただ生きていてはいけない。客観的評価やお金に関係なく、
自分の心の一番たいせつな部分がかかわっていると信じることができる何かを
見つけなければならない」ということだったという。
怠慢な自分が失敗し続け、体を壊してまで書き続けたのは 父の言葉のおかげだと。
☆ ☆ ☆
たいした能力もないのに、わたしが講演や著作にこだわるのも
きっとそれが わたしのこころの一番たいせつな部分にかかわっているせいでは
ないだろうか。
きっとそうだ。だから遊んでいるほうが ぜったい楽しいと思えるのに、
今の苦しさから 逃れることもできないのだ。
診察は本当に好きだし、能力もそれなりにあると思う。
しかし講演や著作の能力は 謙遜ではなく それほどない。
それでも こだわるのは たぶん、そういうことなのだろう。
きっと、「ああ 努力しといて良かった!」と 納得する日もいずれくるかも。
今日は そういう オチを 自分に用意して 納得したのであった。