一番好きな曲を。

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新しく見つけたピアノの先生のレッスンに行きました。

どの曲にしようかしら、と迷っていると、

先生「これから50年も生きられるわけではないのだから、一番好きな曲にしなさい」と。

私「一番好きな曲は超難曲です」

先生「死ぬまでに弾ける曲は本当にかぎられるのよ。かぎりがあるのよ」

私「超難曲でもいいんですか」

先生「どんなにむづかしい曲も分解したら、ひとつの♪ よ。ひとつの♪ のつながりよ。

   みんな自分なりにしか弾けないのだから、それでいいのよ。生がかぎられていると

   いうことをよく考えてから決めなさい。きっと一番好きな曲を練習してみたいと思うよ」

私「じゃあショパンのノクターン 遺作20番にしますね」

          ☆     ☆     ☆

誰でもが通り抜けるというバイエルさえ、まだほとんど弾けない私です。

でも生には限りがあるのだから、好きでない曲の練習のために、時間を割くのはどうかしら、

という先生の言葉は重く響きました。

実は元旦から書き始めた年賀状の返事、まだ数枚しか書けていないのです。

気になって、どこにでも持って行くのですが、何かしら障害がおきてきて書けないのです。

でも考えてみると、年賀状を書くというのは きらいみたいなんです。

全部違う相手に、同じ絵と文章と・・・どうも好きでないみたいなんです。

だって、毎年書けないまま同じことを30年繰り返しているのですから、そうとしか思えません。

何事にもとらわれることのない私が、やはり年賀状にこだわるのは、いただいた方の気持ちを

ありがたいと感じるからです。

でもやっぱり年賀状は性分にあわないのです。

だったら ヤーメタ! と 今日はカンネンしました。

一番好きな曲を練習しましょうという先生の言葉は、今 私が一番好きだと思って

いることに大切な時間を使いなさいね、という風にも聞こえるのでした。