NHKの「ためしてガッテン」で 乳がんの予防についてやっていました。
検診で見つかる人は2割、あとの8割は自分でしこりを見つけてやって来るのだ
そうです。
へーっと思いながら見ていました。
そして10人の女性に、乳房と同じつくり方をしたものに、しこりを5個かくして入れ、それをどれだけの確立で見つけることができるかのテストをやっていました。
5個とも見つけた人、2個しか見つけられなかった人。人によって様々です。
たくさん見つけた人と見つけられなかった人、その違いは何でしょうか。
答えを聞いて、あっ!と感じることがありました。
ふだん 月に一回でも二回でも乳房のしこりを自己検索しているかどうかの違いだったのです。
つまり ふだんの自分を知っていないと、たとえ しこりができても気づきにくいのです。
なんかすごい見つけ方のコツがあるのかと思って見ていた私は、とても意外に感じました。
こころの病気にもまったく同じことが言える。
そう思って感動したのでした。
有名人の方で、うつ病を告白している方が少なくありません。
そんな方たちと私の違い。
それは その方たちは弱くて 私は強い。
そうじゃないんです。
わたしは人の心をたえず診察しているので、同時に自分の心も鏡に映すように見えます。
だから こころの異変に気づきやすくて 早く手当てができるのです。
わたしほどではなくても、自分の心をチェックする習慣があるか、ないかの
違いが、心の病気になるかならないかの分かれ目だったのです。
ためしてガッテンでやっていた「乳がんの予防」は、こころの病気を予防するときにも同じことが言える。
具体的なこと、つまり、自分のこころを見ることができる方法については
また 少しづつお話しします。