出版作業

水曜日に、所用で隣のM市まで車で出かけた。

たった一時間とちょっとなのに、その後不整脈が出て、調子が悪い。

運転は遠くを見続けるので、交感神経が優位になる。

私の場合、運転は30分が限度なのだ。

近いいずれ、車の運転ができなくなることを考えると、街に脱出したいと思う。

でも、田舎の快適な暮らしもまた身についてしまった。

「ああ、終の棲家は、この山の中か」と言い。

「そんな暗い顔で言わなくてもいいだろう」と夫に言われた。

「もしさ、もしよ。この写真集が売れたら、ここに連れてきてくれたあなたに

とても感謝すると思う。でもさ、全然売れなかったら。。。。。ひょっとして

あたなをうらむかも」などと言って、夫を困らせた。

とてもひとりで出来る作業ではないので、知人の若い女性をたのんだ。

出版社から送ってきたものを切り分け、いろんな組み合わせでやってみることにした。

ただ一部と二部に分けるだけで ふたりで4時間もかかり、

ふたりとも、へとへとになった。ひとりでは無理だ。

明日もあさっても、しばらく作業は続く。

本来、出版社がやってくれる仕事である。

なんで私がやらなければいけないのかわからないが、

でもふたりで、ああでもない、こうでもないとやっていたら

ふたりとも、とても楽しかった。

彼女のご主人がうつ病で休職中だということで、アドバイスが

とても役だった。

医者の立場ではなく、読む人や患者さんの立場から考えたことが

とても役だった。

本を作るのは、大変だけど楽しい。

たくさんの素人の方のお力を借りて、やっと世に出ようとしている。