話してみよう。

私のブログのカウントが、災害の後、突然ものすごく増え続けています。

何事が起きたのかとびっくりするくらいです。

友人たちからの情報を総合すると私の載せた「災害時のメンタルケア」があちこちで

シャアされたらしいのです。

あの日は、ブログを書くのも辛く、でも書かないのも悪いような気持がして

フェイス ブックからたまたま「借りて」きたのでした。

私自身の言葉で書いたものではありません。

けれどこの一週間あまり、こころにダメージを受けている人。

特に、子供を産み育てる女性たちに、心に傷を受けている人が

思いのほか多いことがわかりました。

私の知人のメンタル ヘルス コーチが昨日、東京で研修会をやったそうです。

つぎのような言葉で語りかけたそうです。

「みなさんこの1週間で自分が思う以上に、いろいろとダメージを受けていると思います。

自分がニュートラルになるためにアウトプット(言語化)してみましょう。

この一週間で、何を感じましたか?

つらかったこと、しんどかったこと、不安なこと、何があって、何を感じたかを話してみましょう」

2人が一組になって、思いっきり吐きだしたそうです。

参加者は(参加者の多くは女性ではないでしょうか。推測ですが)ずいぶん気持が

楽になったと書かれていました。

そしてその後、コーチが問いかけたそうです。

「みなさん、この経験や思いを、あなたの未来にどのように生かしていきますか?」と。

それぞれに思い思いに、語られたことと思います。

私は幸い、職場があるので、自分から周囲に語りかけていきました。

「ねえ、辛くない?」って。

みんないろいろに話してくれました。

「未来にどう生かすか」

これは、私自身が今、人生の転換期にあるので、考えさせられることが多いのです。

亡くなった方を「無駄死に」させてはなりません。

自分の子供が、孫が、夫や妻があんな形で亡くなったと思えば、わかるでしょ。

私たちにできることは、この経験を未来に生かすことしかないように思えます。

いえ。

大事な家族を亡くしたまま、今は生きることだけに必死で、悲しむ暇もない方たち。

いつかそんなひとりと誰でもが出会うかもしれないくらいの大きな死者の数です。

そんなとき何らかのメッセージを発せられたらいいですね。

私は今、一冊のフォトエッセイ集を作っているところです。こころが疲れたときに読む本です。

できあがったらここにご紹介しますので、ぜひみなさまのご協力もいただけたらと思います。

あと100日くらいでできあがります。

今までは講演という形で本を紹介してきましたが、講演はあまりにも自分のからだが犠牲に

なるのでやらないでおこうと思います。(私の性格上、つい無理してしまいそうですが)

ブログやフェイス ブックでみなさまのお力をお借りしたいと思っています。

よろしくおねがいします。