今朝は見送りしてくれるどころか、二匹とも起きてもこない。
ちょっと遠い病院に行く日なので、夫に送ってもらう。
夫の特技が「運転」私の苦手が「運転」
夫の特技が「掃除」私の苦手が「掃除」
夫の特技が「プール」私の苦手が「プール」仕方なくついてってるうちに
泳げるようにまでなった。こないだとうとう1キロも泳げた。
わが家は、「愛」で結びついてはいない。
私にできないが夫にできる、夫にできないことが私にできる。
ただただそれだけで結び目がかたくなってしまった。
それだけである。
話がそれた。
帰りは電車だ。駅までよたよたと今日も歩く。
大糸線を「5分止まりまーす」という調子で30分乗る。
松本であずさに乗り換えてまた1時間走る。
合計片道2時間半。
人はただただ大変だと言うてくれるが、当の本人は旅を楽しんでいる。
景色がいい。本も読めるしパソコンだってできるんだよ。
駅前の青果店で果物を買い、荷物をいっぱい持って当直に入った。
わたしは本当にたくましい。
びんぼーを楽しんでいる。
私を守ってやらないと気のすまない稼ぎのある男性と結婚していたら
私はとっくに早死にしていたことだろう。
「ありがとう」というより「ありがとう」と言われる人生のほうがずっといい。
景色をみながら電車に乗る通勤は私の暮らしの原点である。
車のいらない暮らしは私の悲願だと今日も思った。