依存症の治し方 その1

依存症はアルコールだけではありません。ゲームとか、ギャンブル、また食べ物であったり、人間であったりします。

まわりはその依存の対象から離れればいいと考えるかもしれません。が、そこから離れても別のものに依存の対象が変わっていくだけになります。

ですから、「依存している」ことを知ってもらうことが必要です。もちろん叱ったところでどうにもなりません。本人が気づくことが出来ないから、そうなっているのですから叱っても逆効果しかないです。それを導いていくのがまず家族の役割になります。

そしてまず大事なこと、それは依存の怖さを家族がまず学ぶことから始まります。本人だけを責めても解決しない、叱っても諭してもだめです。なので考え方を切り替えて、家族みずから「学ぶ」姿勢が大事です。

依存症で入院した場合には、本人への教育が直接できますがね。そこまで行くまでの過程が大変なんです。

ところで「入院治療」は本人の同意がなければできません。まわりでいくら言っても、本人が病気である、あるいは、自分がなんとかしたい、あるいはなんとかしないとトンデモないことになるかも。。。。などの自覚が一番先。これが一番難しいんです。

本人がその気になっていない方に、医者が時間を割くことはありません。手のさしのべようがないからです。

そこでまず、家族が学ぶ。

まず学ぶべきは「今日依存の怖さ」を家族が学ぶことでしょうか。

その話は次回しますね。