「あなたに聞いてほしい」という題名のガリ版刷り新聞のこと。

今日の新聞を読んでいたら、20年以上前に、原発反対運動をたったひとりで

起こした信州の一主婦の話がのっていた。

チェルノブイリもスマイル島の事故も起きなかったころの話であるから驚きだ。

娘さんがイギリス人と結婚し、当地に住むことになった。

ところが、日本の原発の使用すみ燃料をイギリスのどこかの地に埋めることになり、

それで黙っておれなくなった。

まずは知ることから、ということで東京の大学の先生の紹介で反対運動をしている人のところに

通って原発の猛勉強をしたと書いてあった。

そして学んだことをもとにガリ版で刷って、周囲の人に配り続けたという。

定期的にだし、30数部だしたところで、1992年ころ亡くなっておられる。

そんな時代に、そんなに勇気のある人が、しかも信州という田舎町におられただなんて。

本当に驚き、そして敬服した。