めぐりめぐって今はただ。

疲れ果ててダウンしていた朝。
滋賀県から突然、ギャングたちが来た。
一緒に出かけようという。
疲れているの、寝させて、と言ったのだけど
「わたしたち、一年に一回しか来れないのよ(七夕みたい)!」
とおどされて、夫婦で連れさられた。
車山高原をドライブした。
震災の反動だろうか。
日本中の人が集まってきてるのじゃないかというくらいの人、人、​人。。。
おかげで写真好きの私が、こんなに好きな写真が撮れた。
一年に一回のギャングたちは、
夕方にはもう別の衆を襲うらしく、帰ってしまった。
ギャングのひとりに猫アレルギーのやつがいるらしく。
どうもわが家に長居はしたくないようだ。やれやれ・・・・・・

☆       ☆      ☆

こどもが6人、孫が8人いる。それぞれにつれ合いがいたりするので、誕生日なんてまったく

覚えていない。誕生祝いとやらもしたことがない。出来ない。

入学祝いはお金を送るだけだから、それを8回×3回(小学・中学・高校)計24回。

とにかく終えたころ、わたしたちは死ぬ(祖母も母もそうだったから、いつもそれを思う)

子供たちも夜勤のある仕事や外国なので、一年に一回来るのがやっと。

それも親に会いたくて来てるわけではない。顔出さないと悪いなあと思って、責任感から

来てくれている。それがよくわかる。

一年に一回しか来ないわりに、孫たちはなついてくれる。ありがたい。

だけど近くに住むような場合のような関係にはなれない。

私は祖母や母に最高のことをしてもらったが、私はやっていない。

それもこれもいろんな事情。それでよい。

人は人。わたしはわたし。

無理して「おばあちゃん役」をやろうと思っていないし、やれる時間がない。

そうそう。できたての「本」を息子に見せたが、見もしない。

出来の悪い母親のすることなんか、まったく信用していない。

腹がたつけど、考えてみれば「乗り越えやすい母親」になろうとバカなふりをして育てた。

ふりをしているうちに本当にバカな母親になってしまった。

おそろしいことだがそれも仕方ない。それでいい。