精神科を受診する基準、病院のかかり方

質問1 病院受診を検討したほうが良い基準ってなんですか。

心が弱っているな、という症状が一ケ月以上続いた時です。

質問2 心が弱っている時って自分でわかるんですか。

  • 涙が出やすくなります。それも夕方疲れが出るころです。疲れと涙は関係しますから。うれし涙とか感激の涙は別ですよ。しばしば、胸にぐっとくる。涙が出る、などは、弱っているなと思います。

質問3 他にありますか。

  • イライラ感がやはり一ケ月以上つづく。イライラして子供に当たる、なども

心のサイン。そもそもね。イライラ病ってないんです。存在しないというか。

出来もしないことをやろうとするとイライラしますね。つまりその人の上限を越えてるサインですね。わかりやすいでしょ?

だから病気ってことはないかもしれませんが、何が無理になっているか、一緒に考えてくれる人がいればいいですよね。イライラ病はないですが、病気が隠れていると、能力が一時的に下がっているので、当然今まで通りにやろうとすればイライラしますしね。

質問4 あとは?

  • 死にたくはないけど、死にたいくらい辛い。今消えたら楽だろうなという気持ちがこれも二週間以上続いたら受診を検討したほうがいい。

とにかく誰かに辛さをわかってもらいたい。助けてもらいたいと思った時もです。

辛さって測定できないけど、自分でわかろうとすればわかりますね。

 

質問5 心が弱っているを通りこして病気の可能性がある時ってどんな時ですか。

  • 睡眠障害が出たとき、それが二週間以上続いたら即、行ったほうが良い。

睡眠障害は一番大切なサイン。どの病気でも重くなると必ず出る。

逆にいろいろ症状出るが、夜はぐっすり、朝はすっきり、食事もちゃんと食べれるし、という場合には様子見ても良い。

  • 食事が食べれなくなって体重が2キロ3キロと減っていったとき。
  • 仕事に行きたくない。朝が起きれなくて、遅刻しがちになったり、仕事に支障が

出るようになった時。

  • 家にいる方なら、今までできた家事ができなくなって家が荒れ始めた時。
  • 頭がぼーっとする、頭痛、動悸がするなど、自律神経の症状が出たとき、

 

質問6 ではまとめると、心が辛い、涙が出やすく続く。死にたいくらい辛い。

そして睡眠障害。食事がとれない。そんな感じでしょうか・

こんな症状の時にはできるだけ早く受診したほうが良いということですね。

 

質問6 受診の方法について教えてください。

わかりました。まず精神科と心療内科の違い、わかります?

精神科は精神科医。心療内科は内科医です。後ろについたほうがホンモノです。

神経内科ですと、うやはり内科医になります。

 

精神科医と診療内科医は専門が違いますから、ストレスは過労が原因だけど。身体がやられているなと思ったら心療内科にしてくださいね。

体裁を考えて精神科医が「心療内科」を標ぼうすることもありますので。専門はどちらなのかしっかり確かめてください。心か身体かわからないような心身症は心療内科。睡眠障害が著明に出ていたり、精神があきらかに病んでると思う場合は精神科。

迷う場合は精神科がいいです。体裁や聞こえがいいのは心療内科なので。気軽に入れるかもしれませんね。

質問7 病院といっても総合病院、民間の精神科病院、クリニックや医院がある。どこに

行けばいいですか。

総合病院は紹介状が必要なので、内科にまず行って紹介状を書いてもらうと良い。

総合病院は体裁を気にする人にはいいかもしれない。何科にかかっているかわかりにくいから。それでも体裁を気にする場合には隣町で探すと良い。

民間の精神病院の外来やクリニックの場合には、まず電話をしてみることが良い方法ですね。〇〇の症状でかかりたいけど、いつ行けばいいですかってね。その時に出た人に詳しく話したり詳しく聞きます。その時の対応は、病院そのものですので、話す機会を持つといいことですね。

話しているうちに心構えもできますし。こんな親切な病院ならいいかなとか、こんな病院ごめんだと思うか。

予約がとれないくらい流行っている病院が良いとは限りません、流行っている病院は患者さんをとらなくてもいいので、粗末に扱われる可能性もあります。かといって今日でもいいです、っていう場合も要注意です。救急外来じゃないですからね。一週間~一ケ月以内で予約がとれるっていうのが普通の込み具合ですね。

ふたつとも予約いれておく方法がいいですよ。相性ありますし、行けない場合を考えておくことは大事です、先延ばしするとだんだん行けなくなります。ふたつとも行って見るでも別に法律違反じゃないですよ。長くかかる病気の場合にはふたつくらいかかるというのもアリです。

いかなくてすむ病院には後でキャンセルします。病院や医師は相性があるので、どこにどんな医師がいるか知っていることは大事、ふたつかかっても誰にも迷惑かけませんし、いったんかかってからは変わりにくいので、慎重に選びましょう。

薬がいらない場合にはカウンセリングを受けると良い場合もあるし、心理検査で自分の傾向を知っておくといいので、臨床心理士がいる病院かどうかはとても大切です。

ケースワーカーがいると、いろんなサービスを受ける方法を教えてもらえるので、治療が長くかかりそうな病気の場合にはケースワーカーがいる病院が、何かと便利です。

評判の良い病院はどこかはわかりにくいものですが、医療関係の知り合いがいたら、聞くと良い。心をオープンにしたほうが断然、情報も入りやすいし、早く良くなりやすいです。

でも、どうしても言いたくない場合には、「親類の人が探しているので」と、そんな話し方でもいいと思う。からだのためならウソも方便。

私事ですが、先日、外傷性腰椎骨折した時、「またケガしたの」と言われたくなくて、隠してしまいました。それで職場も休めなかったし、整形外科医院の選択を間違えてしまい、だいぶ手遅れになりかなり後悔しました。医療従事者は評判をよく知っているますからね。貴重です。

どんな病気でもそうですが、心をオープンにすることがイノチを救います。勇気がいりますが、大事な身体のことなので勇気を出して、心をオープンにしてほしい。

体裁を考えたりしがちですが、人はいずれ忘れます。良い情報が確実にはいってきますし、また人の意見から自分を冷静に見れますので、とても大事な心がまえです。

 

家族が病気かな(上記)と思ったら、まず病院探しですね。

いったほうがいいと本人が思っていない場合ですよね。そんな時には探す気力も行く気もないでしょう。

探してあげて「いい先生がいるから相談しよ」って勧めるほうがいいですね。

それでも行かないから、私だったら、自分が家族の〇〇のことで悩んで食事がとれない、とか言って自分で行きます。

子供のことで悩んで軽いうつになって来た方が、子供のことであまり悩むので聞いてあげ、対応を教えているうちに、親の子供への対応が良くなって、子供が良くなっていったケースもいっぱいあります。ただし親切な医者に当たらないとだめですね。