アフタークリニック日記より

アフタークリニックでは、毎日スタッフも日記を書いています。

私はそこでの日記が主体ですので、ブログにはあまり書かなくなりました。

ブログよりもうちょっとホンネで書きます。

私を知っている方がいないので、気楽に書けます。

写真も載せます。

今日は アフタークリニックでの日記を転載しました。

田舎の雨は嫌だ。

窓ガラスが多いので、天気がいいと最高なかわり。

雨の日は、四方八方から雨で攻めたてられる感じ。

「ああ、憂うつ」を連発。

掃除をする気にもなれない。

仕方なく美容院の予約をとった。

だから 当直明けの一日。

やったことは 近くの美容院に行っただけ。

夜はお楽しみがあった。

実はわが家は、夫が無収入。

だからどんな外食も、結婚以来ずっと私もち。

一食2人分、2000円前後でおさめる。

ところが、夫がアルバイトをしたので おごってもらうことに

なった。

自分が払うときには行かない鰻屋に行くことにした。

鰻が私の幼いころの思い出の食べ物。

だから 行くときは 夫が並でも、私だけ特々上だ。

ウエーいトレスがいつも 驚いて私を見る。

特大の鰻でないと満足できない。

だけど鰻が値上がりしているので。

上以上にするんなら、全部自分で払って、と言われた。

それでも うれしかった。

ずっと笑っていた。

値上がりしたはずの鰻屋さんは、人でいっぱいだった。

「また来たよ」

「また来た。一家できたみたい」

「また入ってきた。若いふたりだよ」

「ほら、また 特上たのんだよ」

「今度の人、特々上、たのんだよ」

ひそひそ声でささやく私を夫がうっとうしがった。

幼い頃から年に一度、京都の大丸のうな丼を食べに行くことが

わが家の一番のハレの行事だった。

涙が出るくらいなつかしい。

毎月でも鰻を食べたい。

だけど高いのと夫があまり好きではないので、年に一回だ。

ちなみに 夫は回転寿司が好き。

私は 涙が出るくらい 回転寿司がきらいだ。

寿司は好きだが ほこりで干からびた回転寿司は好きになれない。

でも一番よく行きます。

安いですし、まあ、外食の食べものにこだわりがありませんから。