ビギをたちあげ、そのあとモガをたちあげた稲葉賀恵が新聞に出ていた。
もう70才くらいだと思うが、今だ若い時のオーラは健在だ。
こういう人を「美しい」というのだろう。
なつかしい!
30才すぎ、金沢にいるころ、イナバヨシエの服にはまった。
地味な色なんだけど、どこかおしゃれで、いっぺんに惹かれてしまった。
以来20年、ずっとそればかり愛して着続けた。
大阪に行った10年前から、地味な色やシックな着こなしは
似合わなくなってしまい、パパス(ノンノン)に変えた。
180度変わって、かわいい感じだ。今でも好きだが高くて買えない。
ちょっぴり貧乏しているからだ。
今は、ユニクロかしまむら派なんだけど、ユニクロもしまむらも
ほとんど買わない。
洋服を買うことがまったくない。
知り合いのピアノの先生に「一番の贅沢は何ですか」って聞いたら
「そうね。東京の音楽会に高速バスで行くことね」と言われた。
わたしにも、今の贅沢がひとつだけある。
隠すことではないのだけど、「言わぬが花」なので、ここには書かない。
10年後、20後の結果を見てよ、というような、隠し味的贅沢です。
でも、言っちゃいます。
新鮮な野菜や良質の魚や肉があると、財布と相談せずに、
ぱっぱっと買うこと。通販で良さげな健康食品を見つけると
財布と相談せずに、マウスをクリックして買ってしまうこと。
いわゆる美味しいものをお取り寄せする余裕はないので、指をくわえて
見ているだけだけなので、グルメではないのだけど、
良質のオリーブオイルなどを使っているところなんかは
「お姉さんの唯一贅沢なところね」って 妹に言われています。
ま、話が変わってしまったけど、あんなに着るものに贅沢していた
ころ、「おしゃれな人」って言われていたころがなつかしい、
今じゃ現実的な女性になってしまい、昔の面影なし、ってな話でした。
でもね。
いくつになっても、ジーパンが似合う体型だけは維持するって思っています。
安上がりですむので、とても合理的だと思うから。