料理

午前中、電子書籍のIさんがパソコンの設定に来てくださった。

いろいろ見ていただき、あっという間に昼になった。

夫から「ゆっくりしなくちゃだめ」とお達しが出ている。

が、出かけたくなった。

どこへ行く? 何時に帰る? と チェックがきびしい。

私は生活破綻者なので、夫のコントロールが必要なのだ。

「スーパーを見てくる。あとコーヒーを飲むかも」

「じゃあ今、12時40分だけど、何時に帰る?」と聞く。

2時10分、と決めた。守らなかったら罰金だよ、といわれる。

私はいったん出てしまうとなかなか帰ってこず、遅く帰っては

「疲れた、疲れた、もう夕食は手抜きだから」が常とう文句だと言う。

「私は出不承」が口癖のわりに出かけたら帰ってこないらしい。

でも時間を決めてもらったら、すごく動き方を考えた。

スーパーは素通りして、本屋に行った。

それから図書館に行った。ひさしぶりだ。

図書館に入ったとたん、コーチングを受けている川井道子さんの本が

一番目にはいるところに立ててあった。

読んだ。文が短くて読みやすい。リズム感にあふれていて読みやすかった。

あっという間に時間になって、あわてて帰ったら2時10分ちょうどに着いた。

だから今日はちゃんと夕食を作ろうという気になった。

味つけも失敗しなかった。

妹に「おいでよ」と電話をしたら、東京から帰るところだという。

東京も行きたいのはやまやまだけど、家でゆっくりするのと、どちらをとる?

と聞かれたら、やっぱり ゆっくり、ゆったり過ごすほうがいい。

東京に行きたくないのではない。

ゆっくりする時間がないから仕方がない。

毎日、本屋に行けるところに住みたかったが、もうあきらめる。

あきらめる。

もう、二度と言わない。

素敵なこの家で、この自然の中で死んでいこうと思う。

街に住んでいる人たちでも、本屋に行ったり、美術館に行ったり、

音楽会に行ったり。

そんなに文化的な暮らしはしていないと思う。

多分、私だってそうなるだろうこともわかっている。

金沢では、スポーツジムのまん前のアパートに住み。

年会費まで払ったが、一年で一回しかプールに行かなかった。

それを2回も繰り返した。

どんな便利なところに住んでいても、映画に行こう! 書店に行こう! 音楽会に

行こう!と意識して行かなかったら、一生行くことはないだろう。

適当に便利なところでちゃらちゃらと生きていけない環境であるが故に、

休日の過ごし方と真剣に向きあわざるを得ない。

働いている忙しい身だから、なおのこと。

☆   ☆   ☆

自分のブログは読まない、過去のものは特に読まない。

でも先日、適当にクリックして過去に戻って読んだら

腰が抜けるほどびっくりした。

人間の考えることは、どんどん変わっていくから驚く。

過去に言ったことに責任は持たない。