小菊ーいつだってカメラ目線

あるサイトでおばさんたちが井戸端会議をやっていた。

ねえ、ねえ、信州に住んでいると、誰だっていい写真が撮れるってよ。

そうそう。カメラのせいよ。レンズ次第らしいわよ。

そうよね、誰だって撮れるわよね、場所とあとはレンズが撮ってくれるのよね。

とまあ。
これは冗談であろう。
しかし、半分以上は当たっているのである。
なかなかスルドイおばさんたちだ。笑えた。

さて、ついこないだまで、レンズも撮り方もオートだった。
この夏に、とうとうレンズを新しく買った。

高いし、むづかしいし、扱えないと思って敬遠していた。
でも知人が中古を買ってくれたので割合い安かった。

とにかく、重いカメラと三本のレンズをいつも持ち歩く。
そして、被写体に対して、いろんなレンズをとっかえひっかえ付け変えて撮る。

この手間暇ったらとても大変。

撮った写真カードをパソコンに入れて、見るときが一番わくわくする。
ブログに載せるときには、オマケみたいなものだ。

いつだってカメラ目線。

このまめまめしさったら。誰も真似できない。
上手とか下手を越えている。好きなんだ。被写体が。

今日は走っている最中に、小菊が目にとまった。
「撮って!」とささやいてくる感じだった。

カメラマンにはなれなかった。
でも憧れた。

さて、これから長い冬に撮るものはあきらかに少なくなる。
実は今朝零下3度になり、木々が霜で覆われた。

テレビを見ていたら、日本で二番目に低い温度だった。

1200mも泳ぎました。

今日は一時間あまりかかって初めて1200M泳ぎました。

10年前まではまったく泳げませんでした。
自分が泳げるようになるとは、はなから思っていませんでした。

5年前までまったく泳げませんでした。
自分が泳げるようになるとは、はなから思っていませんでした。

脈が速くなる病気があるので、無理できない、無理しないと思っていました。

スイミング教室に通ったわけでも、習ったわけでもありません。

それが今日、とうとう一キロを超えたばかりか、もっと泳げそうです。
まあ、自転車と同じで、いったん泳げると何キロでも一緒なんですがね。

10年前から夫が通うプールに一緒についていき、プールを歩きました。
ただただ10年、歩いていました。
いつも泳いでいる人たちを眺め続けていました。
きっとイメージが身体に沁みついてしまったのですね。

からだ改造倶楽部の日記に書きたい、ほめられたいという気持ちは
大きな動機になっています。

人間には「自我」というものがあります。
だから自分で自分をはげますことは誰でもやっています。

だけど、その「自我」を他人がもうちょっと助ける、つまり・・・

人生にコーチがつく。

モチベーションをあげ、人生の質を上げるとても良い方法です。

今度つくる予定のアフタークリニックも、そんな役割ができたらいいなと思います。

自分を見守ってくれ、受け入れてもらえ、時にはげましてもらえる
自分だけのコーチを人生につけてみてください。

変われますよ。

人生の質をあげてみたいと思いませんか。

甲斐と信州

甲斐の国と、信州にまたがって暮らしている。
わたしは、山梨から離れられない。
でも信州からも離れられない。
その理由がわかった。

先日、ともだちと話していて腑に落ちたことがある。
ともだとちに言われて、はっと気づいたのだ。
信州に住んでいる理由も。
ついつい山梨で働いてしまう理由も。

初春には、甲斐の国のほうが華やかで美しい。
桜、もも、花々の色が違う。

ところが秋になると、信州が断然美しくなる。
この銀杏。
今日、甲斐の国から信州に入ったとたん目にした景色だ。

秋は広葉樹が多く、色とりどりに紅葉する。
華やかさと同時にしみじみとした美しさもある。

職場と家の往復だけで、毎日これだけの写真が撮れる。
どこに旅行に行くわけでもないのだ。
信州は美しいと聞いていたが、本当だと思う。
この美しさにはまると、ちょっと抜けられなくなるかもしれない。

歳月

昨夜の夜10時半でした。
息子が突然、帰ってきたのです、びっくり!
遠くで働いている夫の子供ですが、年に2回ほど帰ってきます、こんな風に突然。

「あらまあ、いらっしゃい!」と笑顔で迎えました。

本当の親子のように自然に迎え入れるまで、10年の歳月がかりました。
わたしが再婚したとき、夫の子供は中学3年と高校一年でした。
思春期まっただ中でしたので、三者三様でみんなが苦労しました。
とてもぎくしゃくしたと思います。

夫の子供たちが高校を出て自立してから私たちの結婚をするという案もありました。
けれど、同じ釜のメシを食っておくのがよい、というのが私の考えでした。
嫁姑でもそうですが、それが「他人行儀」をふせぐ良い方法だと思うのです。
「同じ釜のメシを食う」
関係を作るときにはとても大事なことです。
でもみんなが苦労を味わいました。

今、やっとその苦労の報われるときがきたと思います。
もし一緒に暮らしていなかったら、ずっと他人行儀のままだっただろうと思います。

歳月がかかることだったんだ、と今だからわかります。
  (その時には皆がゆとりがなかったのですね)

でも。
この一文を書くために、10年の歳月が必要だった。
そう考えると、バカみたいな話です。
そんな経験も、そんな苦労もいらなかったのかもしれない・・・・・

たぶん、死ぬ間際になってからも。
「ああ、今だからわかる」ということはたくさんあるんだろうな、と思います。

経験しないとわからないこと本当に多いと思う。

だからせめて人には「お説教しない」と心に決めています。

いろいろ経験してみよう。
だけど、人のことは口出しせず、お説教せず、見守ろう。

そう、もうこんな風にお説教したくなるのがふつうの人間ですからね。

息子は、きっと私の手料理が目的で帰ってくるのかも。
                   (本人は気づいていない)
食べ物がないところには人は集まりませんね。
食べ物がない所ではほんの数時間で人間、困ってしまう(笑)おなかが空いて。

からだ改造倶楽部2ケ月の報告

知人が「からだ改造倶楽部」というものを作って運営している。
深い気持ちはなく、気軽に入ってみた。
チェック項目がいくつかある。
うまくいったものに〇印をつける。
栄養と、運動と、暮らし方の三項目だ。

それから、一日を反省して簡単な日記をつける。

それだけである。
管理人が、日記に対し、コメントをつけてくれる。
仲間のコメントがつく場合もある。

毎日、寝る前にそれを続けた。
疲れた日でも日課にして一行でも書くようにした。

ダイエットはまったくやっていないばかりがよく食べる、なのに2キロやせた。
腰のこわばりが、かなり取れた。
腰回りもスリムになった。

入会している人はジムに行っている人が多い。
だけど、わたしには、その時間がまったくとれない。
だから特別なことはやっていない。

なので、単に意識が変化しただけである。

それでも、自分の身体に関心を持ってあげること。

それをまた誰かに支えてもらうこと。

それだけで、からだが変化した。

不思議な効果である。

これを実感・体験して気持ちが動き、これの「こころ版」を作る予定である。
「こころ版」はプロの精神科医である私にしかできない。
これは困難な仕事だと思う。
だけど、歩きだしてみようと思っている。

こころに意識を向けるだけで人生が変わる。

コスモス畑も、遠くに見える山の景色も雄大で美しい。

静と動の一日

今日は静かな、静かな一日の始まりだった。
「今日もまた白駒池に運動に行こうよ」と夫を誘ってみた。
だけど3回も行くの、嫌だとふられた。
博多からやってくる、コーチ仲間の最上さんを空港に迎えに行って、
ドライブしよう、と誘った。
これは善光寺に行くという最上さんにふられた。

そこで静かな静かな休日となった。

こんな日が永遠に続けばいいと思えるような

静かで天気が良くて充実した一日だった。

一日、ピアノを弾いて過ごした。

天気は良く、猫たちは外で遊んでいる。
珍しく2ショットが撮れた。

夜、ホテルに着いた最上さんを迎えに行って食事した。
例の「くらすわ」に予約してあった。

信州のものが食べたい!という。

わかさぎのマリネ、きのこ8種のマリネ、信州サーモン・・・・・・

信州は食べ物が新鮮、それに上品だ。とても見栄えがよくて美味しかった。

彼女とは以前から知っている仲だけれど、今回FBを通じて、より親しくなった。
何か人を巻き込んで仕事をしたいとき、FBはばかにできないと感じている。
明日は病院でお仕事を依頼しているのだ。

そしてこれは画期的なことなのだ。病院が最上さんに依頼したのだから。

アフタークリニックのことも話した。

一緒にやっていこうと言ってくださって心強い。

強いカリスマ性のある方だが、無邪気。
ビジョンをきちんと持っている方だと思った。

人間、ひとりでは何もできないことをよく知っている方。

わたしはそのことをわかっている人が好き、と思った。
「内向的だ」などぐずぐず言いながらも、人とつながっていこうとする私の気質は、
わたしもそれを痛感しているからだと思えた。

帰宅していただいたおみやげの博多名物を食べる夫をじっと見つめるレモン。

「時間無限大」・・・の結果

数年前一緒に仕事したカウンセラーの男性と久しぶりに会った。
楽しかった思い出がよみがえり、一瞬で時を越えた。
本を出したことを伝えたら、たくさん買ってくれた。
「アフタークリニック」の話で盛りあがり、夢を語りあった。

わたしはふだん、ものすごく人づきあいが悪い。
ところが、本を出したときにかぎって、きわめて「社交的」になる。
どんどん外に出ていく。
その落差がはげしくて、「どっちがホント?」自分でも悩んでいる。

彼は今、落語に熱中しているといい、高座のちらしをもらった。

高校生のとき好きだった。とても忙しい仕事を持ちながら、落語レッスンには
空き時間のすべてを注ぎ込んでいるという。
楽しくて楽しくて、と言うその顔がもうこたえられないくらい喜んでいた。

落語は人前でやるわけだから、相当レッスンはきびしいらしい。
「超忙しい仕事を持ちながら・・・」と私は相当驚いた。

本当に、本当に、好きなことやっていると、時間無限大だ。

これは私が今回、フォトエッセイ集を出した経験でもいえる。
とてもじゃないが、無理と思っていた。時間がない、できるわけがない。
だけど好きだったからやれた。

好きで好きで仕方のないことをやるときには、時間の壁を超える。

それは真実だ。

しかし、彼は仕事以外は落語だけ。インターネットもやめたという。
出来ないのだ、何かに熱中すると他のことが。

わたしは釘を一本さした。太い釘だよ。

好きなことを一生涯貫くことも立派だけど、
あまり立派すぎると脳が偏るよ。
適当に飽きたり、中断したり、あれやこれやに手を出したり。

そのほうが脳にとっては健康的だよ。

実は彼の親友が、40年貫いた趣味の世界のつまずきで、
心を病んでいるという。
だからすごくよくわかると言ってくれた。

凡人でよかったね、ということも多いのだ。
いやいや、凡人のほうがしあわせであることは多い。

能力の高い人ほど、悩み・苦しみは大きい。

さて、あなたはどちらのタイプ?

自宅の前の道。
日に日に紅葉していく。
朝起きたときが楽しみだ。

しかし、へんな現象が・・・・・・
6月から咲いているナスタチウムと紅葉が同じ庭で見られる。
ここは年の半分が春。残りが冬。
春と冬しかないところ。

帰りを待ってくれる いちごちゃん。

[未来につながることはむづかしい・・・

昨日のブログで書いた。
「未来につながる時間」
これ以外にむづかしいと感じた一日だった。

まず朝食。
これって10年後の健康を左右する。
そんな先のこと考えたくない、だけど考えないといけない。
朝食の気合い。私の場合、相当入っているが、そんな理由。

仕事。
来月の生活費に影響するからしないわけにいかない。

プールなどの運動。
二週間後の肩こりに影響する、だからがんばってやった。

あ~あ、疲れる。

問題は夜だ。

夜9時以降の過ごし方が人生を決める。

これ夫の名言だ。

だけど、当直業務の終わった夜。

パソコンの誘惑、テレビの誘惑。

だけど12月の発表会に影響するピアノをとった。
キーボードを使ってレッスンした。

あ~あ、疲れる。
でもコーヒーブレイクの時間もあったよ。

最後にブログ。
書いても書かなくても、あまり未来に影響しないと思う。

だったらやめるか、と思ったけど。

書いた。
習慣になっていてやめれなかった。

人と群れることをまったくしない私の唯一の人とつながる場。
人づきあいの悪いわたしの表現の場。
ブログを楽しみにしている、という人がひとりでもいると聞くと、書いてしまう。

今日も読んでくださってありがとう。

明日の仕事に影響するから早く寝よう。
「未来」を考えながら時間を使うって大変だけど、けっこう気にいっている。
怠け者にはできないな。

コスモスが風に揺れていた。

お里帰り

5ケ月前まで勤めていた病院に行った。
やめた職場には行かない主義である。小姑みたいで嫌だ。
だけど、本を届ける約束があったので、行った。

玄関ホールで、音楽療法士の方がピアノを弾いていた。
私のいたときにはなかったことだ。
ピアノが好きなこともあって、私も聴いた。
こころがほろっとして、おセンチになった。

昨日まで一緒に働いていたみたいに、皆が集まってくれた。
本を楽しみにしてくれている方がいっぱいいて、感激した。
あまり、歓待してもらったので、もう二度と行けないと思った。
今日は、仕事に支障があっただろう。

私の写真と言葉をあわせてポストカードが作られていた。
退院患者さんに一年間、一万人に配るという。
まあ、おもしろいことを考えたものだと思う。
わたしの名前がしっかり入っていて。
「前精神科医」と書かれていた。

たった4年間しかいなかったが、この病院で、私は変身した。

  ♥   ♥  ♥

本を作ったのは、ほんの入り口よ。

これから飛ぶのよ。

インターネットで開業するの。開業は3回目よ。

   ♥   ♥   ♥

そういうとみんな目を丸くした。
別に強がって言ったわけではない。
自分に言いきかせている。

帰りの道はさわやかな秋晴れだった。
黄色コスモスが咲き乱れていた。
八ケ岳がめずらしくくっきり見えた。

写真女子のつぎは、観察男子

診察が終わって、三郎さんに突然言われた。
「センセ、変わったね」
三郎さんとはもう6年以上のおつきあい。私の患者さんのご主人だ。
ドキッとした。

だって・・・・・・私にだって、ヒミツのひとつやふたつはあるでしょう。

みなさんは、ない?

冷静を装って聞いてみた。
何が? 

変わったのは、ブログだそうだ。

たしかに。数年前のブログでは
「今日は憂鬱だ」という記事が多かった。
もともと私は若いころからの「うつ状態」なのだ。
病気というわけではないが、虚無感というか、ゆううつな気持ちを
たえず抱いている人だった。

たしかに最近、憂鬱感が少ないと思う。

でも三郎さんの話は違う。
一ケ月ほど前からブログが変わってきたという。

12年前に出した本に、こんなくだりがある。

出会いと出会いのつみかさねで人生の道ができていく。

というような文章である。

4年前に社会復帰(総合病院に転職)してから少しづつ変わった。
環境を変える。
それが人生を変える。
それがさらにあらたなる出会いを生む。

「環境を変えること」
「あたらしい人と出会うこと」
これが人生を成長させる原動力になる。

この一ケ月、いわれてみれば、あらたな出会いがあったと思う。

みなさん、色恋沙汰じゃあないので心配しないでね。
あっそう、だれも心配してないって?
そうね。ここまでホンネでブログ書けば、何かあったらバレルわね。

三郎さんはチャレンジャー、尊敬する人生の先輩。
リンクをはっているので見てくださいね。

帰りの空は茜色でした。